秋田の地酒 日本酒を変える新政No.6 R-type 2016

飲んでみたい秋田の地酒 蔵元を訪ねて

秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。
33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。

新政酒造㈱[新政]の酒は秋田の地酒と言っていいのだろうか?
何か日本酒のイメージを変えようとする雰囲気な日本酒だよ。

だから秋田の地酒は「飲んで旨い美味しい地酒」という事です。
「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の酒蔵を訪ねてみました。

33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯しましょう。



新政酒造株式会社外観
新政酒造株式会社[新政]
No.6ナンバーシックス X-type

「NO.6」最上級モデルのX-Type(エックスタイプ)は、
「eXcellent」豪華版を意味するフラッグシップモデルです。

磨きこまれた米を用いるため、より格調高い仕上がりであり、
6号酵母の清楚にして力強い存在感をもっとも鮮やかに
感じ取れるのがこのX-Typeであると蔵元は考えている。

なお6号酵母が発見された昭和5年、
すでに精米歩合40%の酒が登場しており、
6号酵母はこうした吟醸もろみから採取された。

6号酵母誕生当時の槽口の味わいを、
85年の時を超えて想起させる作品であるように
願いつつ醸される作品です。



新政酒造㈱蔵元概要
名 称  新政酒造株式会社
代表者  代表取締役会長 佐藤卯兵衛
代表取締役社長 佐藤祐輔

創業は嘉永5年で、初代 佐藤卯兵衛の名から「うへえの酒」と
地元で親しまれていた。

明治政府が大綱に掲げた「新政厚徳」(厚き徳をもって新しい政をなす)の
思いを名称にして四代目である佐藤佐吉の代に「新政」と短く、
訓読みすることになった。

一時は安売りにより債務超過の寸前に陥っていた。
佐藤祐輔が帰郷して八代目を継いでから五代目佐藤卯兵衛が酒造技術を完成した
「協会6号酵母」と秋田県産酒米だけを使う高級路線に転換した。

その時は地元での反応は芳しくなかったが東京などの酒販店や飲食店に
販路を広げ黒字化に成功した。

販売先は新政の製法を理解し冷蔵による温度管理を徹底した取引先のみに
卸す方針をとっている。

2017年から金属タンク醸造から木桶への切り替え、生酛づくり、
酒米の契約栽培や自社水田での無農薬栽培と、特に秋田県農業試験場で
品種改良された「秋田酒こまち」の活用といった取組みを模索実行している

「生酛系酒母」 (生酛と山廃酛)「培養乳酸菌を使用した酒母」に
酒母製法を限定することで、醸造用乳酸という既製品の
酸味料を添加して作られる「速醸酒母」から決別しま した。

製法としても「山廃」から、「生酛」へと製法を統一。
当蔵にマッチした醸造法を求めた結果「生酛純米蔵」となりました。

今後は、6号酵母がそもそも天然由来の優良野生酵母であった事実から
培養した酵母を用いない「酵母無添加」での製法を増やす方針。

完全な生酛であれば「きょうかい酵母」のような醸造用の培養酵母を
用いなくても酒造りが可能になるからです。

このため新政酒造は酒質管理の観点からほとんどの酒を四合瓶で提供しています。
そしてすべて「純米酒」という表記に統一しているのです

新政酒造HP参照



協会6号酵母とは
協会6号酵母は、秋田県の新政酒造で昭和10年頃、
おだやかで澄んだ香りを発し湧付前後に果実様の芳香を放ち発酵力も旺盛で、
製成酒に芳香を付し旨味をえて糖の消費もよく上面発酵的な性質を多く備えている。現在も日本醸造協会から頒布されているきょうかい酵母としては最古のものである。

きょうかい酵母の歴史

「協会酵母」の歴史を見ると、明治39年に発見された「協会1号」は、
灘の「櫻 正宗」のもろみより採取されました。

2号は京都・伏見の「月桂冠」です。
大正に入ると、長く続いた灘・伏見の一強時代は終わりを告げます。
「軟水醸造法」を確立した広島県が新たな銘醸地として名乗りを上げたのです。
同県からは「酔心酒造」にて3号酵母、また採取蔵不明ながら4号酵母、
さらには5号酵母が「賀茂鶴酒造」から採取されました。

常に日本酒の歴史は西日本を中心に動いていました。
日本酒誕生から長い間、常に「酒どころ」とは西日本であったのです。
日本酒は奈良で土台が築かれ京都においてより洗練され、
兵庫・灘でその製法に一応の完成を見たものといえます。

このように6号酵母誕生以前はむしろ銘醸地は南下していたくらいだったのです。
ところが昭和5年、摂氏10度以下という極低温でも 楽々と発酵を完遂する
新酵母が東北の最果てからあらわれたことは驚きをもって迎えられました。
これがはじめての寒冷地酵母「きょうかい6号」です。

6号は昭和10年に販売されるや、酒造業界を席巻し、
それ以前の協会酵母は必然的に注文が途絶えてしまい、
ほどなく1~5号酵母の頒布は中止に追い込まれました。

こうして6号という低温耐性酵母の誕生以降、雪深い寒冷地でも、
安定して高級酒造りが可能となり必然的に銘醸地の構造が変化してしまいました。
いまとなっては酒どころとして誰もが疑わない東北や北陸、信州が
地酒として名乗りを上げる土壌がここに築かれたといえます。

「協会酵母」は現在、19号まで存在しておりますが、
初期の1号から5号、また12号(浦霞酵母)は前述のとおり亡失扱いとなっています。
このため「きょうかい6号」は現役としては最古の市販清酒酵母となります。

特に1940年から、7号酵母が登場した1945年までの6年間において
醸造協会が頒布した酵母は「6号酵母」のみとなります。

これは、ちょうど第二次世界大戦中にあたる時期です。
当時は、国家危急存亡の時ですから一切の原料を無駄にはできません。
旧来の蔵付きの野生酵母による不安定な酒造りではなく「きょうかい酵母」
醸造用に特化した培養酵母を用いる酒造りへと製法が移り変わったころです。

「協会酵母」のおかげで日本酒の安全醸造と高品質化が容易となりました。
ひいては酒税の安定的な徴収に結びついたであろうことは想像に難くありません。

実際、明治から昭和初期における国税収入の割合を見ると
酒税が一位・二位を争う最重要の税源です。
第二次世界大戦中でも、酒税は特に重要な財源であり「きょうかい6号」は、
国の収益構造に 多大なる影響を与え戦時の日本を支えていたともいえるです。


協会系の酵母は、日本醸造協会に一覧があります。
参考:日本醸造協会(酵母の供給)





天鷲絨 2016 -Viridian- 通称「ヴィリジアン」。
秋田の高級酒米「美郷錦」を用い、
木桶仕込みによって醸した作品。原料米の精米歩合は40%。
「美郷錦」のポテンシャルをもっとも発揮する磨きです。
「天鷲絨」は、Colorsラインナップ中、
もっとも厚みと余韻がある力強い仕立てとなっています。



秋櫻 2016 -Cosmos- 通称「コスモス」。
「改良信交」は昭和34年、
秋田で初めて生まれた酒造用好適米である。
「信交190号」を親に持つために、長野県生まれの
「美山錦」と兄弟の関係にあります。

ところが「美山錦」が硬質な印象を与えるのに対して
「改良信交」はあくまでも滑らかで伸びやかな味わいです。

現在、秋田県では当蔵のみが用いており、
まさに「新政」を象徴する米となっています。

「コスモス」はこの「改良信交」を用いて
木桶仕込みによって醸される貴重な酒です。


新政-新政酒造株式会社
①新政酒造
新政-新政酒造株式会社
②新政酒造












◆飲んでみよう秋田の地酒














ひと手間ぞうすい【レギュラータイプ】
1セット(36食入:6種類×各6袋)



飲んでみたい秋田の地酒「高清水」の蔵元を訪ねて

飲んでみたい秋田の地酒 高清水蔵元を訪ねて

「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の高清水蔵元を訪ねてみました
秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。
33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。

秋田の地酒「高清水」は秋田の地酒として誰しもが知る
秋田を代表する酒と云ってもよいでしよう。

秋田酒類製造㈱では歴史と経験で蔵独自の酒造りをしているので
高清水は「飲んで旨い美味しい地酒」という事です。
高清水の蔵元を覗いて旨い美味しいということを覚えましょう

高清水の蔵一押しの地酒を味わって成程納得でしょうかね。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯しましょう。



秋田酒類製造株式会社[高清水]

雄物川、旭川、太平川、3つの川が集まる秋田市川元。
蔵のあるこの地はすこぶる水が良く、
藩政時代に秋田を治めていた佐竹公が
お茶会用に汲んでいた井戸水の水脈を一つにすると言われ、
現在でも清冽で良質な水に恵まれています。

仕込みに使われる水は、硬度35.7。
この天然水が柔らかな口あたりと、
サラリとしたキレを生み出しているのです。

秋田酒類製造㈱の仙人蔵では「酒質第一」を社是とし、
名水と良質米、そして人の和を基調とする
高度な酒造りの技術によって清酒「高清水」を造り続けています。


秋田酒類製造㈱「高清水」の酒造り

旨みがあり、香りがあり、飲み口がさわやかでのど越しが良い。
これが高清水に脈々と受け継がれる酒造りへの熱い思いなのです。

蔵人は手間を惜しむことなく、その味わいに日々磨きをかけてきました。
例えば「麹」酒造りは麹造りといわれるほど麹は酒の品質を左右する
大切な役割を担っています。

麹をふんだんに使うと、ふっくらとした深い味わいながら、
後味の良い酒が生まれます。
麹の大切さは分かっていてもコストや手間の問題から、
麹を増やすことに消極的な酒蔵も少なくないようです。

麹使用量を示す「麹歩合」の基準は本醸造などの特定名称酒で15%以上、
普通酒では制約がありません。

そのなかで高清水は本醸造はもとより普通酒である「高清水精撰」に至るまで、
20%以上にまで麹歩合を高めています。

手間をかけ麹をたっぷり使って、おいしいと言って貰いる酒を造りたいと、
真面目に近道を選ばずに高清水は最高の酒造りを目指しています。

高清水での酒母(酛)造りは
酒母は「酒のもと」水と蒸米と米麹を混ぜて清酒酵母を育てます。
「麹造り」「醪(もろみ)造り」とともに、酒造りの大変重要な作業です。
上手く造る事により酒造りの骨格の良し悪しがあるからです。

酒造りには、こんな言葉が有るのです。

「いちこうじ、にもと、さんつくり)」。
判り易い文字を入れると
「一麹、二酛、三造り」ですから酒造りの基本中の基本です。
三造りとは、醪造りです。

高清水は酒母造りを小さな仕込み容器で行います。
酒母は蔵に棲みついた乳酸菌で育てるからなのです。
小さな容器を選ぶのは人の手で、より丁寧な作業ができるからです。

酒母は、やさしく櫂を入れながら、ときには湯たんぽのような暖気樽を水に
沈めたり、ときには氷の入った冷温器を入れ繊細な温度管理をします。

高清水の酒の1本1本は全てこのような手作業から生まれています。
人手をかけるべきところにはしっかりと人手間かける。

高清水を愛してくださるお客様のために、
蔵人は手間を惜しまず酒造りに情熱を傾けています。

酒母が出来上がる頃、秋が深まると高清水に蔵人たちが集まってきます。
杜氏を頭に40名近くが入蔵します。

蔵人が何よりも大切にするのはチームワークです「和醸良酒」。
酒には造る人間の心がそのまま映し出されます。
和が乱れるといい酒はできませんという。

杜氏は酒造りはもとより一人一人の体調や心の状態にまで気を配ります。
蔵人は自分の仕事に精を出しながらも次の持ち場に思いを巡らせます。

彼らの多くは農家や大工さんで互いに助け合う大切さを知っているのです。
春までの半年間、蔵人は寝食をともにし和を大切にしながら酒造りに没頭します。

自然とともに暮らす蔵人には大自然への深い造詣や祈り感謝があります。
酒造りも自然の営みが相手になります。
酒造りがどんなに近代化されても蔵人は欠かせない存在です。
人の和、人の感性、人の技。さまざまな英知が高清水の品質を支えています。

※自然に暮らす蔵人とは、酒造りは副業で冬季(蔵人)以外には農業、大工です。
彼らは冬季の仕事は無いのす。特に秋田県は雪が深いので彼らの仕事は無い
ので蔵人として働きます。



蔵人達が丹誠こめて仕込んだ「高清水」が春には、
搾りたての新酒(生酒)がタンクを満たします。

酒造りはこれで終わりではありません。
醸した酒を製品として完成させるための、もう一つの酒造りが始まります。
一度に大量には造くられませんので蔵人が扱える量を何回かに分けて仕込みます。

酒造りは自然が相手だから素材や造る手順が同じでも、
醪を搾る器具や搾る方法などにより出来具合が違ってきます。

また酒は熟成の進み具合で時とともに変化しているので、
常に変わらない高清水の味わいにする為には調合という作業が必要になります。

調合には微妙に違う酒を混ぜ合わせることによって味わいを一定にします。
一定の品質を実現する大切な工程なのです。

調合を担うブレンダーは全てのタンクの個性を把握して、
酒同士の相性を考えて、さらに四季折々の飲み方までもイメージします。

味わいの絶妙な調和を目指し全ての酒を手塩にかけて造り育て、
最後まで愛情を注ぎ高清水の味わいは品質へのこだわりから
生まれているといえると思いました。




酒造道場 仙人蔵とは
平成17年秋、本社蔵の中に一つの小さな蔵が復活しました。
高清水の歴史を現代に伝える手造りの蔵です。

昭和28年の建設で古い柱や梁が当時そのまま残されています。
今ある酒に磨きをかけるために蔵人が心身ともに研鑽を重ね、
秋田の伝統の酒造りをより深く知るためにと。

そして未来に続く「新たな伝統」の醸成のために
高清水の時を超える願いを、この蔵に込めたのです。
先人たちが遺してくれた酒造りの心と伝統。
そのすべてを引き継ぎ高清水は、
よりよい酒造りを目指して行くのです。

高清水 仙人蔵ではすべてを手作業で行う。
酒造りの基本と精神を学び伝統の技を継承しています

平成17年春、高清水中仙蔵(大仙市中仙町長野)が、
最後の仕込みを終えました。

縁があって初桜酒造店からの営業権譲渡をうけ、
平成3年から14年間、吟醸酒や純米酒といった
高級酒の製造はもとより「特撰」などの仕込みも担ってきました。

中仙蔵の位置する仙北平野は県内有数の米どころであり、
豪雪地帯でもあります。

雪にたたずむ酒蔵の風情とぬくもり、
寒の厳しい冷え込みは何ものにもかえがたい財産でした。

中仙蔵の泰然とした時の歩みも業界や
社会環境の急速な変化には抗しがたく、
賃貸契約の終了を機にその短い歴史の幕を閉じたのです。

ここで蔵人たちは今では希少な昔ながらの道具を使い、
伝統の秋田流寒造りを体得します。
中仙蔵で活躍した蔵人の技を継承 し、
次の時代に伝える思いをこめて中仙人から「中」の字をとり
「仙人蔵」として蘇りました。

今ある酒に磨きをかけるために蔵人が心身ともに研 鑽を重ね、
秋田の伝統の酒造りをより深く知るために、
そして未来に続く「新たな伝統」の醸成のために、
高清水の時を超える願いをこの仙人蔵にこめました。

仙人蔵の再生は中仙蔵での酒造りがなくては
実現しなかったと言っても過言ではありません。

中仙蔵の裏手にある長野神社に、
顕彰碑が建立されている星野友七翁は、
幕末から明治にかけて秋田の酒造技術の礎を築いた人物であり、

中仙蔵のあった中仙町長野を酒造りの伝承のための土地に選び、
そこで多くの師弟を育てあげた人物です。

後にその師弟たちは「長野杜氏」とよばれる
杜氏集団にまで発展しました。
このような土地で培った手造りの技を本社へ移しさらに後世へと伝承させる
「酒造り道場」の役割を仙人蔵に託したのです。

今後「仙人蔵」は「日本の物づくり」を継承する
「手造り蔵」としてお客様に満足と安心を伝える
象徴的な蔵として再生しましたのです。

お客様に見える酒蔵を通して酒造りにかける
高清水の想いと蔵人の熱意を大切にして参りますと。
(秋田酒類製造㈱HPより)

⇩ は酒名ではありません、酒蔵の名前です
新たな伝統の醸成を知るために閲覧してみましょう。
高清水 酒造道場 仙人蔵

             
高清水 純米大吟醸 1.8L  高清水 大吟醸 嘉兆 720mL




飲んでみたい秋田の地酒 秀よし 寒造り純米酒

飲んでみたい秋田の地酒 蔵元を訪ねて

御用酒であった「清正」より「秀でて良し」との事で、
以後「秀よし」と命名せよとの御下命を承る
嘉永 元年秋田佐竹藩内の御用酒に指定されていた蔵元
鈴木酒造をたずねましよう。

「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の酒蔵を訪ねてみました
秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。
33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。

各々の蔵元では歴史と経験で蔵独自の酒造りをしているので
秋田の地酒は「飲んで旨い美味しい地酒」という事です。

各々の蔵一押しの地酒を味わって成程納得でしょうかね。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯しましょう。

  
秀よし 純米酒       鈴木酒造店 秀よし 寒造り純米酒

淡麗でありながら、柔らかく味にふくらみがあり、
微かな吟醸香が心地良いお酒です。
原材料:・・・・米・米麹
精米歩合:・・・60%
アルコール度:・15度以上16度未満

ブランド名「秀よし」の由来
秋田藩内の酒造業者から名酒を久保田城下に集め今でいう
品評会を催したところ鈴木酒造蔵の「初嵐」が特にお気に召された、
それまで御用酒であった「清正」より「秀でて良し」という意味から
「ひでよし」の酒銘を授け酒名にせよとの御下命を承る
嘉永 元年(1848年)秋田佐竹藩内の御用酒に指定されたとのこと。



「鈴木直樹」の画像検索結果

鈴木酒造代表 鈴木直樹さんにお話を伺いました。
鈴木酒造店は、秋田佐竹藩の御用酒蔵として愛されてきました。
その挟持を忘れずに、お米の味を贅沢に表現し、
秋田の地酒として食文化を未来に残せるよう、
大事に守っていけたらと思います。

これから10年、20年、何十年と時が経過しても、
秋田に『秀よし』があって良かったと思われるよう、
社員一人ひとりの個性を生かしつつ努力していきたい。

奥羽の山並みから流れ下る清冽な伏流水。
仙北平野の実り豊かな水田とこの豊かな伏流水とこの地で生産された
酒造好適米などを使い秀よしの酒は造られています。

酒造りの方針は『その地で育まれた食文化に合う日本酒』を造ることです。
私が生まれ育ったこの地域で食される料理は、
私の体や心を作り味覚も作り上げました。

「秀よし」が醸す酒はこの地の料理に合う酒でなければなりません。
生産量の八割は地元で飲んでいただけるように心がけております。
先々代からも度々高精白を心がけることを教えられてきました。
今も全量自家精米でキレの良いバランスの取れたお酒を生産しております。

不易流行の精神で地元のお客様のために存在する酒蔵でありたい。
また『誰が、どこで、どのように造っているのか』を、
常に蔵を開放することで知っていただき、
お客様から信頼を得、更には酒蔵の歴史に触れることも
楽しんでいただきたいと思っています。
(鈴木酒造HPより)



歴史を感じる古き酒蔵

明治初年に建て替えられた家屋と酒蔵は、
永い年月を経たものだけが持つ重厚感と風格を感じます。
酒蔵の中にはお米を蒸すための巨大な「和釜」やお酒を搾るための
総漆塗りの「酒槽」などが鎮座しています。
どの道具も現役で使われているとは思われない程に使用されている。

奥羽の山並みから流れ下る清冽な伏流水。
仙北平野の実り豊かな水田とこの豊かな伏流水とこの地で生産された
酒造好適米などを使い秀よしの酒は造られています。

酒造りの方針は『その地で育まれた食文化に合う日本酒』を造ることです。
私が生まれ育ったこの地域で食される料理は、
私の体や心を作り味覚も作り上げました。

「秀よし」が醸す酒はこの地の料理に合う酒でなければなりません。
生産量の八割は地元で飲んでいただけるように心がけております。
先々代からも度々高精白を心がけることを教えられてきました。
今も全量自家精米でキレの良いバランスの取れたお酒を生産しております。

※鈴木酒造の酒蔵など3棟が
「有形文化遺産」令和2年登録になるようです。

「和釜」とは、酒米を蒸す釜のことです。
近年は酒米の蒸し方がコンピュータ化されておりますが
鈴木酒造では、あいて昔からの「和釜」も併用しているのです。

「酒槽」とは「槽搾り」用の生酒を搾る道具です。
酒搾り機は近年、動力化されて一気に醪を搾るようになって居るが
昨今は「槽搾り」で酒搾りをしている蔵元が増えているようです。

「槽搾り」は時間が掛かり効率が良く無いが、搾られた酒は
飲んだ感じが、まろやかと云うか口当たりが良く地酒の感じが
よく現れているのです。

和釜(酒米を蒸す釜)
日本酒 和釜 に対する画像結果 日本酒 蒸し釜 に対する画像結果

槽搾り機具
槽搾り機 に対する画像結果  「醪 槽搾り」の画像検索結果





鈴木酒造店 秀よよりし 
寒造り純米酒 1.8L


秀よし-合名会社鈴木酒造店
①鈴木酒造店
秀よし-合名会社鈴木酒造店
②鈴木酒造店
秀よし-合名会社鈴木酒造店
③鈴木酒造店











mono88834627-140318-02.jpg
材質:本体/天然木・陶器 チロリ/錫質量:2kg。
陶器にお湯を入れ、チロリをセットするだけで 簡単に燗ができます。
燗温度は陶器の中のお湯の量で調節でき、そのままキープ。 (約15分)。
電気・ガス不要で燗が早い。(90秒/1合)。
蓋付錫チロリで香りも楽しめます。蓋付錫チロリがご使用できます。


◆飲んでみよう秋田の地酒















和ぞうすい【レギュラータイプ】
1セット(36袋入:6種類×各6袋)



飲んでみよう秋田の地酒 刈穂酒造 刈穂 山廃純米 超辛口

飲んでみたい秋田の地酒 蔵元を訪ねて

「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の酒蔵を訪ねてみました
秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。
33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。

各々の蔵元では歴史と経験で蔵独自の酒造りをしているので
秋田の地酒は「飲んで旨い美味しい地酒」という事です。

各々の蔵一押しの地酒を味わって成程納得でしょうかね。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯しましょう。



伝承の山廃もとで極限までの醗酵に挑んだ超辛口純米酒。
辛さだけではない凝縮された旨味が広がります。

醸造元:刈穂酒造株式会社
容量:・・・・1800ml
原材料:・・・米国産・米麹国産
精米歩合:・・60%
アルコール度:16度

「刈穂酒造株式会...」の画像検索結果

刈穂酒造株式会社
刈穂酒造となっている蔵づくりの建物は、
1850年(嘉永3年)に建てられた歴史あるものです。
ペリーの黒船が浦賀に来航する3年前、
鎖国していた日本の歴史が大きく動き始める時期でした。

秋田県随一の雄物川の畔に建つ蔵は水運を利用した物流の拠点でした。
大正2年隣村で酒蔵を営む伊藤恭之助がこの歴史ある蔵を譲り受け、
仲間と共に酒造業を始めたのが刈穂酒造の歴史が始まります。

近隣で栽培される良質な原料米を使用した地道な酒造りをすすめ、
太平洋戦争中は一時の中断もありましたが、
戦後復活してからも早くから高品質酒の醸造にシフトし、
現在は醸造される全ての酒が特定名称酒となっております。

刈穂の酒名は、飛鳥時代の天智天皇の和歌
『秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ』に由来します。
この詩は田畑を耕す農民の生活を思いやった和歌といわれており、
酒造りをするものにとって深い意味を持っています。




刈穂酒造の酒造りの個性

刈穂蔵の特徴は、酒を搾る昔ながらの六槽(ふね)の酒槽搾りです。
刈穂酒造の代表的な吟醸酒「六舟」の酒名の由来でもあります。

六槽搾りとは、醪から生酒を取り出す方法の一つです。
それを「槽搾り」というのです、

その昔は「槽搾り」が多かったのですが近年は「槽搾り」は
効率の良い動力による機械式の搾りや遠心分離機などの機械搾りが
多く採用されております。

そのような今、効率の悪い「槽搾り」一遍等での酒造りには
それなりの良さもあるのです。

動力による機械搾りは、短時間で搾られるために
酸味が強くなるので飲んだ時の口当たりが「槽搾り」と異なります。
「槽搾り」は飲んだ時の感じがまろやかになります。

全量を酒槽搾りで搾る蔵は珍しく純白の酒袋からゆっくりと搾られる
原酒の香りは、槽口から流れ出る清冽な音と相まって凛とした
雰囲気を感じさせます。

香り高くキレのある刈穂の酒質は、その独特の仕込水から生まれます。
奥羽山系の雪解け水が地下深く浸透し蔵近くに堆積されている
厚さ13mの砂礫層に洗われて汲み上げられた秋田県内陸部では珍しい中硬水です。

刈穂の山廃仕込みは昔ながらの手法に加え当蔵独自の手法が取り入れられています。特徴は厳寒期の長期低温発酵で、その醗酵期間は「酒母」
「もろみ」を通じて二ヶ月にも至ります。

この手間と時間が淡麗繊細ながら山廃仕込み独特の味とコクが
調和する酒質を生みだしているのです。


◆刈穂酒造でいう六槽搾りとは

槽搾り機具が六槽で搾るので「六槽し搾り」というのです。
槽が舟の形をして居るので槽をふねというので酒名を「六舟」としたのです。

槽搾りの手順としては
醪を酒袋に入れて槽に並べます、
上部からプレスしてお酒を搾っていきます。
圧力をかける画像は上記の画像を見てください。

「日本酒 槽搾り...」の画像検索結果


その昔は、⇩ の絵のように搾って居たのでしよう。













槽搾りで出てきた順番で酒の味わいが変わる

槽搾りした時、最初に出てくる液体(酒)を「あらばしり」と言います。
その次に出てくる液体を「中取り」や「中汲み」と言い、
最後に出てくる液体を「責め」と呼びます。
●あらしぼり
 上槽の工程で最初に出てくる部分。
 酒袋に圧力をかけない状態で自然とでてきる白く濁った状態のもので
 フレッシュでキレが良く香気成分も高い。

●なかとり
 あらばしりが終わった後に出てくる透明な酒。
 雑味がなく、澄んだ味わいと落ち着いた香りで、
 日本酒の一番良い部分とされます。

●責め
 最後に酒袋に圧力を強くかけることで出てくる酒
やや雑味はあるもののアルコール度数が高く、
どっしりとした味わいです。

◆蔵元では各々の酒をブレンドとて市販されますが、
ブレンドせずに別途販売される場合もあります。
蔵元の蔵開きなどの時には、各々を明確にして試飲させて
くれるようです。


袋吊り搾り

醪を入れた酒袋をつるし、重力によって酒を搾り出す方法です。
自然の重力によって搾り出すため一番手間のかかる搾り方です。

多くの日本酒を搾り取ることができないため、
特別な日本酒を造るときのみに採用されている搾り方です。



「刈穂酒造株式会...」の画像検索結果


刈穂酒造 刈穂 山廃純米 超辛口 


↑は刈穂酒造の製品では有りません。


刈穂酒造の続きのページ⇩
刈穂-刈穂酒造株式会社
①刈穂酒造
刈穂-刈穂酒造株式会社
②刈穂酒造
刈穂-刈穂酒造株式会社
③刈穂酒造










◆飲んでみよう秋田の地酒
















和ぞうすい【レギュラータイプ】1セット(36袋入:6種類×各6袋)