飲んでみよう秋田の地酒 刈穂酒造 刈穂 山廃純米 超辛口

飲んでみたい秋田の地酒 蔵元を訪ねて

「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の酒蔵を訪ねてみました
秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。
33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。

各々の蔵元では歴史と経験で蔵独自の酒造りをしているので
秋田の地酒は「飲んで旨い美味しい地酒」という事です。

各々の蔵一押しの地酒を味わって成程納得でしょうかね。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯しましょう。



伝承の山廃もとで極限までの醗酵に挑んだ超辛口純米酒。
辛さだけではない凝縮された旨味が広がります。

醸造元:刈穂酒造株式会社
容量:・・・・1800ml
原材料:・・・米国産・米麹国産
精米歩合:・・60%
アルコール度:16度

「刈穂酒造株式会...」の画像検索結果

刈穂酒造株式会社
刈穂酒造となっている蔵づくりの建物は、
1850年(嘉永3年)に建てられた歴史あるものです。
ペリーの黒船が浦賀に来航する3年前、
鎖国していた日本の歴史が大きく動き始める時期でした。

秋田県随一の雄物川の畔に建つ蔵は水運を利用した物流の拠点でした。
大正2年隣村で酒蔵を営む伊藤恭之助がこの歴史ある蔵を譲り受け、
仲間と共に酒造業を始めたのが刈穂酒造の歴史が始まります。

近隣で栽培される良質な原料米を使用した地道な酒造りをすすめ、
太平洋戦争中は一時の中断もありましたが、
戦後復活してからも早くから高品質酒の醸造にシフトし、
現在は醸造される全ての酒が特定名称酒となっております。

刈穂の酒名は、飛鳥時代の天智天皇の和歌
『秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ』に由来します。
この詩は田畑を耕す農民の生活を思いやった和歌といわれており、
酒造りをするものにとって深い意味を持っています。




刈穂酒造の酒造りの個性

刈穂蔵の特徴は、酒を搾る昔ながらの六槽(ふね)の酒槽搾りです。
刈穂酒造の代表的な吟醸酒「六舟」の酒名の由来でもあります。

六槽搾りとは、醪から生酒を取り出す方法の一つです。
それを「槽搾り」というのです、

その昔は「槽搾り」が多かったのですが近年は「槽搾り」は
効率の良い動力による機械式の搾りや遠心分離機などの機械搾りが
多く採用されております。

そのような今、効率の悪い「槽搾り」一遍等での酒造りには
それなりの良さもあるのです。

動力による機械搾りは、短時間で搾られるために
酸味が強くなるので飲んだ時の口当たりが「槽搾り」と異なります。
「槽搾り」は飲んだ時の感じがまろやかになります。

全量を酒槽搾りで搾る蔵は珍しく純白の酒袋からゆっくりと搾られる
原酒の香りは、槽口から流れ出る清冽な音と相まって凛とした
雰囲気を感じさせます。

香り高くキレのある刈穂の酒質は、その独特の仕込水から生まれます。
奥羽山系の雪解け水が地下深く浸透し蔵近くに堆積されている
厚さ13mの砂礫層に洗われて汲み上げられた秋田県内陸部では珍しい中硬水です。

刈穂の山廃仕込みは昔ながらの手法に加え当蔵独自の手法が取り入れられています。特徴は厳寒期の長期低温発酵で、その醗酵期間は「酒母」
「もろみ」を通じて二ヶ月にも至ります。

この手間と時間が淡麗繊細ながら山廃仕込み独特の味とコクが
調和する酒質を生みだしているのです。


◆刈穂酒造でいう六槽搾りとは

槽搾り機具が六槽で搾るので「六槽し搾り」というのです。
槽が舟の形をして居るので槽をふねというので酒名を「六舟」としたのです。

槽搾りの手順としては
醪を酒袋に入れて槽に並べます、
上部からプレスしてお酒を搾っていきます。
圧力をかける画像は上記の画像を見てください。

「日本酒 槽搾り...」の画像検索結果


その昔は、⇩ の絵のように搾って居たのでしよう。













槽搾りで出てきた順番で酒の味わいが変わる

槽搾りした時、最初に出てくる液体(酒)を「あらばしり」と言います。
その次に出てくる液体を「中取り」や「中汲み」と言い、
最後に出てくる液体を「責め」と呼びます。
●あらしぼり
 上槽の工程で最初に出てくる部分。
 酒袋に圧力をかけない状態で自然とでてきる白く濁った状態のもので
 フレッシュでキレが良く香気成分も高い。

●なかとり
 あらばしりが終わった後に出てくる透明な酒。
 雑味がなく、澄んだ味わいと落ち着いた香りで、
 日本酒の一番良い部分とされます。

●責め
 最後に酒袋に圧力を強くかけることで出てくる酒
やや雑味はあるもののアルコール度数が高く、
どっしりとした味わいです。

◆蔵元では各々の酒をブレンドとて市販されますが、
ブレンドせずに別途販売される場合もあります。
蔵元の蔵開きなどの時には、各々を明確にして試飲させて
くれるようです。


袋吊り搾り

醪を入れた酒袋をつるし、重力によって酒を搾り出す方法です。
自然の重力によって搾り出すため一番手間のかかる搾り方です。

多くの日本酒を搾り取ることができないため、
特別な日本酒を造るときのみに採用されている搾り方です。



「刈穂酒造株式会...」の画像検索結果


刈穂酒造 刈穂 山廃純米 超辛口 


↑は刈穂酒造の製品では有りません。


刈穂酒造の続きのページ⇩
刈穂-刈穂酒造株式会社
①刈穂酒造
刈穂-刈穂酒造株式会社
②刈穂酒造
刈穂-刈穂酒造株式会社
③刈穂酒造










◆飲んでみよう秋田の地酒
















和ぞうすい【レギュラータイプ】1セット(36袋入:6種類×各6袋)

飲んでみたい秋田の地酒 秋田酒造「酔楽天、秋田晴」

飲んでみたい秋田の地酒 蔵元を訪ねて

「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の酒蔵を訪ねてみました
秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。
33の蔵元では、それぞれがこだわりの酒造りをしております。

各々の蔵元では歴史と経験で蔵独自の酒造りをしているので
秋田の地酒は「飲んで旨い美味しい地酒」という事です。

各々の蔵一押しの地酒を味わって成程納得でしょうかね。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯しましょう。







秋田酒造[酔楽天、秋田晴]

秋田酒造株式会社の前身である國萬歳酒造は、
初代 川口新助が網元として業績をあげ蓄財の機会を得て
「まるちょうさん」の屋号で創業しました。

当時の秋田税務署長 菊地 園氏より明治41年10月15日付で
2百石の製造免許を許可されました。
当初の社名と酒ブランドは「萬歳」でありましたが、
日露戦争の大勝を祝し「國萬歳」と名づけられました。

秋田酒造株式会社は昭和44年、
國萬歳酒造株式会社の瓶詰・販売会社として設立しました。
両社が平成24年10月1日付で合併し、
秋田酒造株式会社となっております。

秋田市新屋はかつて秋田地酒発祥の地として
知られており酒の産地として名を馳せていました。

新屋は湧水の町として知られていて海岸沿いの砂丘地にあり、
現在も町のいたるところに豊富な湧水や井戸が点在しています。

雄物川の河口付近に位置した船着場であったことから
物流が盛んでありその為、上流で収穫された質の良い
酒米が手に入りやすく日本酒の醸造が大いに栄えました。

醸造業に適した地であった為、
明治時代頃には12軒もの蔵が酒造りをしていましたが
昭和後期までは、近隣に5つの酒蔵になっておのました。
現在は秋田酒造を残すだけとなっています。

秋田地酒発祥の地としての誇りと伝統を受け継ぎ、
多くの人達においしい日本酒を届けることが秋田酒造の使命とのこと。
「水質プラント」を設備し新屋の中硬水をさらに良質なものとして
仕込み水に使用しております。

母屋・仕込蔵・洋館などは、国の指定文化財であり、
新屋旧街道のランドマークとなっています。
蔵の特徴としては、海外(アメリカ・イギリス)への輸出にも注力し、
現在では出荷量の約20%が海外輸出となっています。

秋田酒造の酒造りは、蔵の伝統である
「不易流行」の精神を継承し創業当時から使い込んだ
「木桶」「和釜」「麹蓋」の技術を守りながら先進技術にも取り組み、
日本酒本来の在り方を追求しております。


木桶
「酒造り 木桶と...」の画像検索結果


和釜
酒米を洗米した後に、酒米を蒸す時に使用する釜のことです。
昨今はボイラーでのオートメーション式が多い中での作業を、
あえて木製の甑を使っています。
酒造りに対するこだわりは設備や道具にも現れてます。

「酒造り 和釜と...」の画像検索結果 「酒造り 和釜と...」の画像検索結果


麹蓋
日本酒の醸造工程で使う道具の一つで、麹造りの段階で用いられる。
吟醸酒など高級酒を仕込むときには高度な技術と機械に頼らない手作業が
必要とされるが麹造りの段階でそれにあたる蓋麹法のなかで盛りと呼ばれる、
熱を帯びてきた米麹を小分けにするときに詰める箱状の道具が麹蓋です。

「酒造り 麹蓋と...」の画像検索結果 「酒造り 麹蓋と...」の画像検索結果



杜氏イメージ


杜氏の加藤貢さんは、
「和醸」の精神を大切にして良質な日本酒を醸造しています。
秋田県の最年少蔵元として、製造した日本酒をフレッシュな状態のまま、
お客様へ届けるため、保管・流通の見直しを進めております。



秋田晴 大吟醸  720ml        秋田晴 秋田酒こまち 酔楽天 720ml




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商品の案内

◆価格改定の案内、令和2年2月1日より
上をクリックして確認してください。




◆飲んでみたい秋田の地酒


銀鱗-株式会社那波商店
①那波商
北鹿-株式会社北鹿
②株式会社北鹿
千歳盛-かづの銘酒株式会社
②千歳盛酒造













和ぞうすい【レギュラータイプ】
1セット(36袋入:6種類×各6袋)




飲んでみよう新政酒造 純米酒 瑠璃(ラピス)2018 美山錦 生もと木桶仕込み

新政酒造株式会社外観

新政 純米酒 瑠璃(ラピス)美山錦

東北を代表する酒米「美山錦」の清涼にして端正な味わいが楽しめる定番作品。
麹米には40%、掛米には50%とそれぞれ異なる磨きを配し、
米の性質をよく表しながらも軽快な酒質に仕上げている。「
ラピス」は、新政の基本的な味わいを表現する「定点観測」的な作品です。

酒米美山錦の新政 純米酒 瑠璃(ラピス)2018 美山錦 生もと木桶仕込み
生誕年:1978年(昭和53年)
生誕地:長野県
新政酒造における主要栽培地:秋田県湯沢市


「新政酒造」の画像検索結果

新政酒造株式会社

初代 卯兵衛が秋田藩久保田城の外町に1853年酒造業務を始めたのが
新政酒造のが始まりだそうです。

新政とは、明治政府が施策の大網とした「新政厚徳」から新政をとりました。
「厚き得をもって新しい政をなす」は西郷隆盛の発案である。

創業から現在まで、その意志は受け継がれている。 
醸造には熱心な研究者であった五代目の佐藤卯兵衛が造り出した
協会酵母6号となり分離され現在の酒造技術の向上に役立っています。

新政酵母(協会6号)酵母は現存する最古の酵母の蔵なのです、
現在は多くの醸造元に採用される優良酵母となっています。

現在は8代目、佐藤裕輔社長が蔵人の若返りをはたし、会社組織として蔵人達の
伝統を重んじた風格漂う日本酒を洋風をにじませ新たな日本酒の未来の片鱗を
うかがわせる酒として注目されてます。

蔵で使用する酵母は「6号酵母」のみで、酒米は秋田県産米のみを使用した
純米造り、醸造用乳酸ほか無添加アルコールを15度までに抑えた
原酒の造りをしています。 

秋田での若手の蔵元後継者5名で、経営の改善と酒造技術の向上を図るべくの
企てをと「NEXT5」結成して、仲間意識を高めた酒造りをしている。

 醸造方針として「秋田県産米ならびに水を原料とし、これを麹菌、乳酸菌、
そして当蔵発祥の「6号酵母」を用いて発酵させ酒とする」としている。

別途に造る醸造酒には秋田県産米使用、純米造りとし醸造アルコールは添加せず
製造することで平成25年度醸造より仕込みの一部には木樽によるもろみ発酵を
導入して新たな世界へまた一歩進みました8代目です。


「新政酒造の杜氏...」の画像検索結果 日本酒 貯蔵 タンク に対する画像結果

木樽
その昔は酒の醪の発酵には甕が使われており後に量産になり
木樽が使用されておりましたが近代は金属製の容器が使用されております。

新政酒造では木製の樽にて醪を醗酵醸造に変更したのです。
ウィスキーは木樽保存で使用した木の香りを重要視されております。
日本酒にも、その香りがあった方がより美味しく感じますよね。



「新政酒造の杜氏...」の画像検索結果

新政酒造株式会社[新政]製造部長 古関 弘 さん
新政酒造㈱では季節蔵人を雇用して居ない会社組織だから
醸造責任者を「杜氏」とは言わず、製造部長と呼びます。

「『全量秋田県産米、全量純米造り、醸造用副原料も使用しない、
すべて当蔵発祥のきょうかい6号での仕込み』
これが、私たちが自身に定めた造りのポリシーです。

日本酒とは何か、日本酒のおいしさとは、美しさとは何なのか、
常に自問自答を繰り返し挑戦し続けることが新政のスタイルです。

数ある日本酒の中から、
あえて新政を選んでくださるお客様の期待に答えるため、
流通まで含めた全ての工程にベストを尽くそうと努力しています。

不思議なもので酒には何かしら造り手の雰囲気が映ります。
ですからお客様の人生に、なにかしらの勇気を与えることができるよう、
造る喜びや生きる喜びに満ちた現場を作り上げることも私の大きな仕事です。

現社長とは同い年です。蔵元として伝統を継承していく社長と、
先達の蔵人達から職人の仕事というバトンを渡された私、
大きな流れを感じながら日々仕事と向かい合っています


  
新政 純米酒 瑠璃(ラピス)     新政 純米 ヴィリジアンラベル2016 720ml
2016 美山錦 生もと仕込み


  
新政 No.6 R-type 2016 特別純米生原酒 740ml  新政 NO.6 R-type 特別純米酒740ml 生原酒


  
新政 純米 秋桜2016 改良信交 生もと 720ml  新政No.6 X-type 2016 純米大吟醸生原酒 740ml




燗瓶 天目手付燗瓶3号 [10.5 x 12cm 600cc]
直火 | 熱燗 日本酒 お酒 徳利 きき酒 バー bar 晩酌 人気
食器 業務用 飲食店 カフェ うつわ 器 おしゃれ かわいい
ギフト プレゼント 引き出物 誕生日 贈り物 贈答品
(新政酒造㈱の製品ではありません)


◆飲んでみよう秋田の地酒


福禄寿-福禄寿酒造株式会社
④福禄寿酒造
太平山-小玉醸造株式会社
③小玉醸造
北鹿-株式会社北鹿
②株式会社北鹿











和ぞうすい【レギュラータイプ】
1セット(36袋入:6種類×各6袋)


創業五百年蔵元 飛良泉本舗 飛良泉 山廃純米 マル飛No.24ひやおろし 


ひと手間ぞうすい1セット(36食入:6種類×各6袋)

飲んでみたい秋田の地酒 蔵元を訪ねて

「米の秋田は酒の国」と言われる地酒の酒蔵を訪ねてみました
秋田は古くから酒作りが盛んで「酒の国・秋田」と言われておりす。

現在33の酒蔵があり、それぞれがこだわりの地酒作りをしております。
各々の蔵元では歴史と経験で蔵独自の酒を生産しています。

秋田の地酒は「飲んで旨い美味しい地酒」として
各々の蔵一押しの地酒を味わってもらいと思います。
その旨い美味しい地酒で今宵も乾杯ですね。


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「飛良泉本舗」の画像検索結果


飛良泉 山廃純米 マル飛No.24ひやおろし 

本来吟醸用酵母№24をあえて山廃に使用し、
華やかな吟醸香と膨らみのある酸味が特徴。


創業五百年 飛良泉本舗
京都に銀閣寺が建立された1487年(室町時代)の創業。
以来五百有余年、二十六代にわたり酒造りを続け、
「はでな桜の花よりも、
地味ながらもふくらみのある梅の花のような酒をつくりたい」を信条に、
頑固なまでに昔ながらの山廃仕 込みにこだわり、
小蔵ならではのきめ細かな手造りを守り続けている。


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杜氏の姿勢 杜氏・遠田嘉人さん
飛良泉の特長はなんと言っても山廃である。
山廃酒母は逆境に強く、環境の変化にも安定する。

仕込水は鳥海山系伏流水の硬水であり、水に力があり、
思うような麹で山廃が造りやすい。

どんどん発酵するので押さえるのに苦労するほどだ。
このもとで仕込んだ山廃純米酒は当蔵の看板商品といえよう。

醪造りにおいてはきっちりと米の心をつかみ、
酵母と付き合っていくことが大事である。

過去には量を造れば売れる時代、
良い酒を造れば売れる時代もあったが、
これからはただ良い酒を造るというだけでなく、
市場力のある高品質酒を造っていきたいと考えている。

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           飛良泉
           山廃純米 マル飛No.24ひやおろし



◆飲んでみよう秋田の地酒






















ひと手間ぞうすい【レギュラータイプ】1セット(36食入:6種類×各6袋)


日本酒の種類と一般的な呼称


日本酒の種類と呼称判り難い

日本酒の起源は縄文時代から弥生時代といわれている
日本特有の製法で造られる酒の主原料は、米・米麹・水で、
その原料を発酵させて造る「醸造酒」の一種です。
他国での呼び名は「ライスワイン」と云われているとのこと。

酒は我々の日々の暮らしに和みと絆を醸しだして呉れます。
その酒には地域特性や個性が飲み友との話題としても楽しいものです。

その昔は、特級、一級、二級、といったように級別で分類していましたが、
今は、精米歩合 、麹歩合、醸し方や搾り方法とアルコール添加量などの
製法により呼び名共々区分されています。

明確には言われておりませんが、酒税と関係あるように感じます。
製造方法も然ることながら納税の高い方が飲み心地が良いようだ。

日本酒には、普通酒、古酒(長期熟成酒)、新米新酒、生貯蔵酒、生酒、
原酒、中だれ酒、特別本醸造酒、本醸造酒、特別純米酒、
純米大吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、大吟醸酒、吟醸酒、

などは一般的に呼ばれている名称で、その前に酒蔵のブランド名や
酒蔵元の名前が付けられます。
ひやおろし、生酛造り、山廃仕込み酒、などと呼ぶ酒もあります。

まあ、どうでも良いから飲んで旨けりゃ良いやと思いますが、
では、自分で購入するとなると悩んでしまいますよね。

酒それぞれには貯蔵期間、アルコール度、なども加味されて
同じ名称を使用して居ても販売価格は異なって居るのが現状です。

という事で、各々の地域の蔵元は蔵元の特徴を謳い、
その地域の「地酒」として私達、飲んべえに提供しています。

だから「地酒」は飲んでみなけりゃ分からない。
そして自分の好みも有ることですから地酒の味わいは深いのです。





国税庁課税部酒税課「酒のしおり」より
抜粋して記載致しましたので参考にして地酒を味わいましょう。

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<日本酒の種類>純米酒(アルコール添加無し)
純米酒とは、お米と米麹だけで作られたお酒です。
「吟醸酒・吟醸造り」は、たくさん磨いた酒米
(40%以上のお米を削り、精米歩合60%以下にしたもの)を
長時間低い温度で発酵させて作ります。
手間のかかるお酒なので精米歩合が低い吟醸酒は値段が高くなっています。

   
1, 純米大吟醸酒→原料:米・米麹・水
特徴:原料米の精米歩合が50%以下と決められている。
(50%以上のお米を削り、精米歩合50%以下にしたもの)
吟醸造り。価格的には高めのものが多い。
固有の香味と色沢が特に良好なものです。


2, 純米吟醸酒→原料:米・米麹・水
特徴:精米歩合が60%以下(40%以上の米を削り、
精米歩合60%以下にしたもの)の吟醸酒。
特別純米酒と同じ精米歩合が義務付けられており、
酒質に差が無いものもある。
固有の香味と色沢が特に良好なものです。


3, 特別純米酒→原料:米・米麹・水
特徴は原料米の精米歩合が60%以下
(40%以上のお米を削り、精米歩合60%以下にしたもの)
又は特別な製造方法の純米酒。
原材料の種類によって酒質に違いがでる。
固有の香味と色沢が良好なものです。


4, 純米酒→原料:米・米麹・水
特徴:日本古来の酒。精米歩合による規定はなし。
純米醸造酒ともいい、濃厚な味のタイプが多い。
また、原料米の精白度の高低によって味に違いが出る。
固有の香味と色沢が良好なものです。


<日本酒の種類>本醸造酒(アルコール添加有り)
醸造用のアルコールを添加したものを、「醸造酒」と呼ばれます。
「醸造酒」は「普通酒(一般酒)」と違い、添加する醸造用アルコールの量が、
白米の総重量の10%未満までに抑えなければならないと定められています。
醸造用アルコールは味や香りを立てたり丸みを持たせたりする。


   
5, 大吟醸酒→原料:米・米麹・水・醸造アルコール
特徴:精米歩合が50%以下(50%以上のお米を削り、
精米歩合50%以下にしたもの)。
吟醸造り。固有の香味と色沢が良好なものです。
醸造アルコールを添加する目的は、増量のためでなく、
発酵中の酵母に影響を与えてうまい酒造りを行うためで量は少ない。

6, 吟醸酒→原料:米・米麹・水・醸造アルコール
特徴:原料米の精米歩合は60%以下(40%以上の米を削り、
精米歩合60%以下にしたもの)。
吟醸造り。固有の香味と色沢が良好なものです。
醸造アルコール添加の目的は、大吟醸と同じで、
増量のためではないので添加量は少ない。

7, 特別本醸造酒→原料:米・米麹・水・醸造アルコール
特徴:本醸造酒より精米歩合が低く、
60%以下(40%以上の米を削り、
精米歩合60%以下にしたもの)。
醸造アルコールを添加していることが
わかるような酒もあるとか。
香味と色沢が特に良好です。

8, 本醸造酒→原料:米・米麹・水・醸造アルコール
特徴:原料米の精米歩合が70%以下
(30%以上の米を削り、精米歩合70%以下にしたもの)。
原料米1トンあたり、120リットル以下の醸造用アルコールを添加した酒。


<日本酒の種類>普通酒(アルコール添加有り)
特定名称酒に分類されないものを、普通酒と呼び、
日本酒全体の70%を占めています。

9, 普通醸造酒→原料:米・米麹・水・醸造アルコール
特徴:醸造アルコールの添加量が、
本醸造よりも多いことが多い。

10, 増醸酒→原料:米・米麹・水・醸造アルコール
特徴:三倍増醸酒をブレンドした酒。
三倍増醸酒とは、もろみの段階で、醸造アルコール、
醸造用糖類を添加して、三倍に増やした酒のことです。


<日本酒の種類>貯蔵期間で分ける
以下の日本酒は、貯蔵期間の長さで分けら
れています。

11, 新酒
製成後間もない日本酒
(一般に製成されてから加熱処理前の状態、
または製成後半年ぐらいの期間を新酒と呼ぶのです。)

12, 古酒
製成後1年以上貯蔵された日本酒の種類です。

 
 大吟醸二十年貯蔵 完熟美酒
13, 長期貯蔵酒
長期間にわたり貯蔵して熟成させた日本酒の種類で、
長期熟成酒とも言われます。
熟成香、古酒香が特徴です。
一般的には製造後3年以上経過した日本酒で、
貯蔵期間を表示したものが多いようです。

14,中垂れ(なかだれ)
醪(もろみ)を袋につめて搾る過程に出来る酒で次のように進みます。
醪を袋につめ槽(ふね)に並べて積最初に出てくる白く濁った清酒を
「荒走り」という、幾つもの酒袋を積み終えてた頃に自らの重さで自然に
搾られて出てくる酒を水槽(みずぶね)という。
頃合いをみて翌日頃に醪袋を積み替えて再び圧縮する責槽(せめふね)という
責槽から出る酒を責め(せめ)といいます。
現在は圧縮機械で搾りますが、その昔の酒搾りの段階で、荒走り後の責めより
前に出る酒を「中垂れ」といいます。

日本酒を保存する火入れの有無とタイミング
日本酒は、製品にするまでの火入れの回数とタイミングで種類が分けられています。
火入れとは高温殺菌のことで清酒酵母は60度〜65度まで加熱すると死滅します。
ただし、加熱しすぎると日本酒のアルコールも飛んで品質が低下するので
むやみに温度を上げること品質の問題を起こします。火入れは酒の中の「酵素の停止」「雑菌の死滅」を目的とし、
火入れをすることで安定した酒を造り管理することができると言われています。
通常は貯蔵まえと、出荷前に2度行います。

火入れを行ってしまうと酒本来の「旨さ」を少々失う事になりますので
火入れを1度のみとして秋に出荷するのが「ひやおろし」です。

「生酒」または「本生」とは
火入れ作業をする前の酒を「生酒」で味の劣化スピードが速いので、
蔵所がある近く以外で飲むことは困難だと言われています。
また「生酒」は通常の日本酒と違いフレッシュな味わいと香りが特徴的です。

「生酛造り」とは何か
現在は、機械化が進んでおりますが、酒造りは発酵という
自然の力を活用して、山卸しという米をすり潰す作業を行う伝統的な
醸造方法で酒を造っております。
だがそれでは効率が悪いので「山廃造り」という造りになっております。
山廃というは「山卸し」を止めたということです。
「山廃造り」に対して「生酛造り」となります。

「精米歩合」とは
製造に使う米の芯の部分の割合を指します。
例えば、「精米歩合70%」と表記されていた場合、
その酒は、玄米の外側30%をぬかとして廃棄し、
内側の70%を原料に使っているということになります。
精米歩合50%といったように数値が低ければ低いほど高品質だと言われています。
磨いていない米(精米歩合の数字が高い)ほど
「味わいの深さ、米の香り、重さ、鈍重さ、くどさ」
などが目立ち、磨いた米(精米歩合の数字が低い)
ほど「すっきりさ、香りの華やかなさ、軽さ、薄さ」
といった特徴が目立って来ます。

これでおおよその日本酒のことがお分りしたかと思います。
もちろん好みには個人差がありますので、
飲み比べしながら味を確認し自分にあった精米歩合などの記載事項を
確認して味わってみてくださいね。